しこりニキビを一晩で治す方法はあるの?原因と対策を徹底解説!
「しこりニキビ」は多くの人々が経験する皮膚の悩みの一つで、特に思春期や大人になってもなかなか治らないことから、多くの方がその対処法に頭を悩ませています。
突然の出現により、日常生活や大切なイベント前に焦りや不安を感じることも少なくありません。
基本的には完治するまでに時間を要するニキビですが、一晩で効果的に治療する方法が存在するならば、そのようなストレスや不安も大幅に軽減されることでしょう。
この記事では、そんなしこりニキビを一晩で治すための具体的な方法についてや、ニキビができてしまったときの注意点、日々のケアの方法や予防方法についてご紹介します。
この記事がニキビに悩む皆さんの力になれば幸いです。
そもそもニキビって一日で治せるの?
ニキビの治療に関する情報やアドバイスは数多く存在しますが、実際にニキビを一日で完全に治すことは非常に難しいと言われています。
ニキビは皮膚の炎症の一形態であり、その原因や症状の程度によって治療のスピードが異なります。
ニキビには大きく分けて以下の5つの種類があるといわれています。
種類 | 特徴 |
白ニキビ | ニキビの初期段階で、毛穴に皮脂が詰まって白っぽく見える。 |
黒ニキビ | 毛穴に詰まった皮脂が表面に出て空気に触れて酸化し、黒ずんだ状態。 |
赤ニキビ | 白ニキビや黒ニキビが悪化してできる。アクネ菌が皮脂を栄養として増殖し、炎症を起こす。 |
黄ニキビ | 赤ニキビがさらに悪化して重度の炎症が起こり、膿がたまって黄色く見える状態。 |
しこりニキビ | ニキビが慢性化し、皮膚の下に膿や血がたまってしこりのような状態になったニキビ。 |
これらは一番上の白ニキビから下に向かうにつれて状態が悪化していき、最終的にはしこりニキビとなって慢性化、治りにくくなっていきます。
つまり、しこりニキビはニキビの種類の中で最も厄介で、放置していても自然に治るのは難しいとされています。
しこりニキビまで進化してしまうと一晩で治すのは現実的ではないですが、この記事をご覧の皆さんは何とか明日までに目立たなくしたいと思っていることでしょう。
そこで、まずはニキビを「応急処置的に目立たなくする方法」をお伝えできればと思います。
ニキビを応急処置で目立たなくする方法
メイクでカバーする
ニキビを1日だけ応急処置的に目立たなくするには、ファンデーションやコンシーラーなどメイクで隠す方法が一般的です。
最近ではメイク用ではなく、ニキビ用のコンシーラーも薬局などで売っているので、活用するといいでしょう。
しかし、ニキビは細菌が増殖して炎症を起こしている状態なので治療するには清潔を保つ必要があるのに対し、ファンデーションやコンシーラーは長時間使用すると肌が不潔な状態となってしまいます。
応急処置的に短い時間や、長くても半日など一時的な利用にとどめるようにしましょう。
抗炎症薬を使用する
しこりニキビのような慢性化したニキビとはいえ、少なからず皮膚が炎症を引き起こしている状態なので、湿疹などに効果がある軟膏やクリームタイプの抗炎症薬を使用するのも有効な手段の一つです。
また、しこりニキビのような慢性化したニキビではなく、黒ニキビや赤ニキビなどの炎症が進行している状態をしこりニキビと勘違いしてしまうことも少なくないので、その場合は特に効果的です。
洗顔してからニキビ以外の部分に化粧水をつけ、ニキビを覆うように抗炎症薬を塗ると良いでしょう。
炎症を抑えることで、ニキビを目立たなくすることができます。
ニキビパッチで悪化を抑える
上述したように、しこりニキビは黒ニキビや赤ニキビと混同しやすいですが、黒ニキビや赤ニキビのような現在進行形で炎症を引き起こしているニキビであればニキビパッチを貼ることで炎症の悪化や侵攻を抑えることができます。
ニキビパッチとはニキビができた患部へ貼るシールのようなもので、紫外線や細菌など外部からの刺激から肌を保護する効果があります。
ただ、ニキビを治療するための物ではないので、あくまで一時的な応急処置としておすすめです。
応急処置で大事な一日を乗り越えたら、これ以上悪化しないようにクリニックなどの専門機関で適切な治療を行っていきましょう。
CTA
ニキビができた時の注意点と日々のケア方法
ここからは、「新しくニキビができてしまった」「ニキビがずっと残っている」という方に向けて注意点や日々のケア方法についてお伝えできればと思います。
ニキビを手で触ったり潰したりしない
ニキビは肌が炎症を起こしている状態であり、非常にデリケートです。
そんなデリケートなニキビをばい菌だらけの手で触ったり潰したりすると、さらに悪化してしまいます。
手には洗ったばかりでもついているばい菌を0にすることはできないので、できる限り患部を触らないように気を付けるといいでしょう。
水分と油分のバランスを整えて過度な洗顔を行わない
新しいニキビができたり、すでにできてしまったニキビがこれ以上悪化しないよう、肌を清潔に保つことは非常に重要ですが、洗顔のし過ぎは逆効果です。
皮脂はニキビの原因の一つですが、一方で細菌や乾燥などの外的要因から肌を守る役割も担っています。
洗顔のし過ぎにより皮脂を洗い流しすぎてしまうと、これらのニキビの原因から肌を守ることができなくなり、かえってニキビができやすくなったり悪化してしまいます。
洗顔は朝晩の1日2回程度にとどめ、洗顔後はしっかりと化粧水と乳液で水分と油分のバランスを整えて乾燥から肌を守ることが重要です。
食事や運動など内面のケアを行う
ニキビの原因には乾燥や細菌、肌への刺激などの外的要因もありますが、栄養バランスや運動の有無、睡眠量などの内的要因が原因の場合も同じくらい多いです。
肌をしっかりと作るにはビタミンA、B、C、E、コラーゲンなどの栄養素が必要不可欠ですし、肌を再生するための成長ホルモンはそのほとんどが睡眠中に分泌されます。
また、適度な運動で血液をしっかりと体内に循環させることで、摂取した栄養素を満遍なく身体にいきわたらせ、肌の健康も保つことができます。
「肌の調子が悪くなってきたな」
「ニキビができちゃった」
という方は、これらをしっかりと見直して体の内側からもケアすることが大切です。
なかなか治らないニキビは専門機関を受診することも大切
どれだけ日々のケアや治療を心がけていてもニキビができたり、治らないということはないでしょうか。
特に女性に多いですが、ホルモンバランスの影響で市販の塗り薬などでは少しも治らないということがよくあります。
専門のクリニックであればそういった原因や悩みも含めて治療にあたってくれるので受診してみるのがおすすめです。
ニキビの症状に応じた治療方法や予算感を、患者の希望に沿って医師やスタッフと一緒に決めていくことができるので適切に早く治療をしていくことができます。
問診やカウンセリングを無料で行っているところもあるので、まずは相談してみて治療方法や金額感を確認してみるのはいかがでしょうか。
まとめ
ニキビには様々な種類があり、ステージに応じて症状が異なるため、適切なアプローチが必要です。
一晩で治すためのはなかなか難しいですが、正しいスキンケアや適切な生活習慣の見直しで症状を改善することができます。
この記事で紹介した方法を実践することで、ニキビの治療だけでなく、再発の予防にも繋がります。
清潔で健康的な肌を目指し、今日からのスキンケアルーチンに取り入れてみてください。